LGBT

学校教育とLGBT 課題と現状(1)

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LGBTなどのセクシュアルマイノリティ当事者が「自分はこうである」と自覚する時期はさまざまだ。成人してから気づくことも、結婚してから気づくことも、気づかずとももやもやした状態が続くことも、いろんな状態がある。中でも今回は、小さいうちに自覚した子や、他の子とは違う感覚に気づいた子どもに焦点を当てる。

つい最近、東京都内でLGBT、セクシュアルマイノリティの子どもたちが直面する教育現場の課題を話し合うシンポジウムが行なわれたという。(NHKニュース「LGBTの子どもと教育現場の課題を考える」より)シンポジウムには教育関係者など約150名が参加した。

そして、当事者としてシンポジウムに参加した方たちが自身の体験を告白した。

 

この中で、LGBTの子どもへのいじめや排除をテーマに教育現場の課題を調査した、国際的な人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」の土井香苗さんが講演し、「『同性愛者だと教師に打ち明けたら差別的なことを言われた』『自分が認識している性に合ったトイレを使えない』など、さまざまな困難から不登校になる子どもがいる」と話し、教師への研修が必要だと指摘しました。

このあと、LGBTの当事者が課題を訴える分科会では高校教員の土肥いつきさんが「制服やトイレを含め教育現場が男女で仕分けされる中、体と心の性が一致しない生徒は葛藤を抱えている。男女という分け方だけを前提にした学校教育の在り方は見直すべきだ」と話しました。

NHKニュース「LGBTの子どもと教育現場の課題を考える」より

「同性愛者だと教師に打ち明けたら差別的なことを言われた・自分が認識している性に合ったトイレを使えない」と語る土井香苗さん。このような経験をするLGBT当事者は多くいる。そして、LGBT当事者の不登校率や自殺率は高いという現状がある。
学校という環境で否定や差別に遭えば耐え続けるか、行かないことで回避するかしかない。どちらにしても当人がボロボロになってしまうという問題がある。

次回は、当事者が実際に学校でどんな扱いを受けたのかを綴っていく。

学校教育とLGBT 課題と現状(2)に続く(11月23日更新)

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