Xジェンダー

無性って一体どんな性別?Xジェンダーの多様性

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性別は「男」と「女」の二通りとされてきたが、実際にはその性別はグラデーションであるという説がある。
Xジェンダーとは、性自認が「男でも女でもない」「男でも女でもある」「中性」「分からない」などの人のことを指す。
中にはホルモン投与や一部手術を受けている人も存在し、改名を完了(どちらともとれない名前など)させている人もいる。トイレの利用は身体とは反対のトイレを使用する者もいれば、身体と同様のトイレを利用する人もいる。

 

今回はその中の性自認「無性」について取り上げる。
Xジェンダーであることを自認し、中でも「無性である」と自覚するGさんは、数年前にXジェンダーであることに気づいた。その時は「男でも女でもない自分」を形容する言葉として「Xジェンダー」を見つけもやもやが晴れたというGさんだが、次第に「Xジェンダー」という枠組みにいることにも違和感を覚えるようになったという。
Gさんは厳密にはFTXだが、「Fとつくことで身体が女性なことを明言しているのが苦痛」だとして、今は「Xジェンダー」としか名乗っていない。

Gさんは無性を自覚し、一部手術を済ませている。ホルモンの投与は行なっていないが、いずれホルモン投与や改名、その他の手術も済ませたいという。しかし戸籍の変更や性器の形成までは行なわないという。Gさんの自覚する「無性」とは何なのか?
Gさんの自覚する「無性」とは、「身体から性別を判断できるものを排除し、性別のない状態」のことだった。遺伝子レベルでは不可能だが、性器や声、容姿によって性別が判断されない状態になりたいという。
理想としては、マネキンのような容姿だという。

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確かにマネキンには性別を判断できる要素が少ない。なぜそこまでしてGさんは性別を取り除きたいのか。
Gさん曰く、「どこまでいっても性別で判断される。それは容姿をいくら無性に近づけても戸籍の性別がある限り分類され続けるだろうけど、しゃべっただけで、身体を見られただけで性別を判断されるのはとても我慢できない。ジェンダー規範を押し付けられるのもいや」だからだという。

しかし、もし今の状態からその理想に近づけたとしても、それが本当に理想なのかという悩みもあるらしい。
「女性の身体から性別を判断する要素を今の技術で取り除いていったら、胸をとって、卵巣をとって、ホルモンを打つことになる。そうすれば胸板ができて生理が来なくなって声が低くなり男性らしい体格になる」
すなわち、男性に近づく。Gさんは女性でいたくはないが、男性になりたいわけでもないという。そのため、すべての過程を終えられずにいる。

これはXジェンダーを自覚する人のほんの一例だが、定義以上にさまざまな性自認があることがうかがえた。

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