LGBT

学校での自分らしさ 制服・トイレ…理解大切/群馬

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2017年4月11日 地方紙 配信
引用元:毎日新聞

体の性と心の性が一致しない「トランスジェンダー」。
数百人に1人いるといわれる。
そんな生徒・児童にとって、新学期や新入学を迎える春は、特に不安を感じる時期だ。
制服、トイレ、友達関係。一日の大半を過ごす学校で「自分らしさ」を押し殺さなければならないのか。
特別な配慮を求めれば、偏見やいじめにさらされるかもしれない--。
【鈴木敦子】

「学校の理解が進むことが大切だと思う」

昨年3月に県内の公立高校を卒業し、現在会社員のトランスジェンダーの中島さん(19)=仮名=は、自分の学校生活を振り返ってこう指摘する。

戸籍上は女性だが、幼い頃から「女の子らしい」ものに興味がなく、中学1年の時に女子を好きになり、「自分の心は男だ」と認識した。

インターネットでトランスジェンダーについて知ったものの、誰にも相談できずに「女子生徒」として高校に進学した。
自宅からの距離や卒業後の進路を考えて地元の共学校を選んだ。

スカートの制服で通い始めたが、我慢が限界に達し、2年の時に担任や学年主任らに打ち明けた。

「服装を変えたいんです」

しかし、ある教員からは「じゃあ、なんで、うちの高校に来たのか」とぼやかれた。
この学校の女子の制服は「かわいさ」が評判で、制服に憧れて志望する生徒もいる。
この教員にとって制服は学校の“売り”という意識があるのだろう。
「特別扱い」すれば校内の「風紀」が乱れることを懸念する空気も感じた。

結局、男子の制服を着るという希望はかなわなかったが、学校側は「体育着なら」と認めてくれた。
担任も、保護者を交えて話し合い、クラスメートに事情を説明してくれた。

ただ、修学旅行では「正装」として制服を着るよう求められた。
本来の自分ではない感覚で過ごす時間。
楽しいはずの修学旅行は苦痛の思い出しかない。
「このつらさを理解してもらうのは難しかった」

トイレや更衣室は、卒業まで誰もいないすきを狙って女子用を使っていた。
最後まで、周囲の“目”が気になって男子用に入る勇気は出なかった。

中島さんは自らの経験から学校に望むのは、「相談しやすい雰囲気を作る」「制服や更衣室、トイレの対応やトランスジェンダーであることを同級生に知らせるか伏せておくか」など、細かいことまで決めておく--ことなどだ。
「そうすれば、児童・生徒同士で悩みを打ち明けられる雰囲気が生まれるのではないか」と話している。

文科省が指針 現場への浸透は

文部科学省は昨年4月、「性的指向・性自認に関する児童生徒へのきめ細かな対応」を求める指針を全校に配布し、県教委も教員向けに研修を開くなど力を入れている。

しかし、その趣旨が学校現場にどこまで浸透しているかは未知数だ。

高校の中には、女子生徒にスラックスの着用を認めているところもあるが、「冬の寒さ」対策が目的のため「冬季のみ可」の学校がほとんど。
「寒さ対策以外のスラックス希望を想定したことがない」(ある教員)

一方、前橋市内のある県立高校では、「異装願」を出せば年間を通してスラックス着用が可能で、全校で数人いるという。
教員の中には「性的少数者の存在が広く認知されてきており、もっと気軽に利用できるようになれば」「最初から選べるようになれば、無駄な買い物が減る」という声もある。

今年入学した中学校、高校ではほとんどが制服で当事者からしたら大きな問題です。

最後にあるように「異装願」を出すことでスラックス可能など、できる対策はぜひ取ってほしいと思います。

それ以前に、まず教師の皆さんがこの現状を改めて知っていただきたいです。
このニュースを教師に見てもらう、こういっただけでも変わると思いますよ。

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