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職場でのハラスメントに悩むLGBT当事者たちの告白「SOGIハラ」を知ってほしい

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2017年5月4日 12時00分 配信
引用元:BuzzFeed Japan

あなたの何気ない言動がゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランスジェンダーら、LGBTの人たちを傷つけているかもしれない。

職場でのハラスメントについて考えるパネルディスカッションが5月3日、都内で開かれた。テーマは「SOGIハラ(ソジハラ)」。
LGBTの当事者や支援団体が、ハラスメントを受けた実体験や、その防止策を語り合った。

◆ SOGIハラ(ソジハラ)とは?

自分が、どんな性別の相手を恋愛対象とするか、自分自身をどんな性別だと認識するかをあわせて「Sexual Orientation and Gender Identity(SOGI)」という。

「SOGIハラ」は、SOGIに関連して、差別やいじめ、暴力などの精神的・肉体的な嫌がらせを受けることだ。

◆「体どうなってるの?」

LGBTの就活生を支援する特定NPO法人「ReBit」代表の藥師(やくし)実芳さんが、就活中に受けたSOGIハラ体験を告白した。

藥師さんは「性同一性障害なんです。戸籍上は女性ですが、男性として働きたいです。もう男性として生活しています」と公言して、就活をしていた。

ある企業では「性同一性障害のことはよくわからないので」とすぐに帰された。別の企業では「体どうなっているんですか?」「子ども産めるんですか?」などと仕事と関係ないことを聞かれ、嫌な思いをした。

藥師さんのもとには、これまでに「エントリーシートへの性別の記入にとまどった」「男性用のスーツの着用に嫌な思いをした」といった相談も寄せられているという。

◆「同期にオネエと呼ばれた」

ある企業に入社して1ヶ月が経った新入社員のAさん。
黒い仮面を付けているのは、職場にゲイだと知られたくないからだ。

Aさんは、入社後の研修中の懇親会で同期から「オネエじゃないの?」と言われ、その後「オネエ」と呼ばれるようになった。

同僚からの「彼女いるの?」という質問にも戸惑う。

理解者が多かった大学時代とは異なり、「同僚に説明をするのが大変。誤解を招くかもしれない」と、職場ではカミングアウトできないでいる。

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ほかにも来場者からは、信用した同僚にだけトランスジェンダーだとカミングアウトしたところ、社内の多くの人にそれを広められてしまった、といった証言もあった。

◆ 企業はどう対策すればいいのか?

「企業は利益を優先するが、働く人の幸福感がなければ利益は循環しません。多様性を尊重し、安心して会社での生活を送れることを第一にしています」

そう語るのは、Yahoo! JAPANのクリエイター人財戦略室長の斎藤由希子さんだ。

Yahoo! JAPANでは、採用担当者向けの研修で、LGBTの人たちからカミングアウトをされた時の対応を教えている。

「理解不足が原因で、無意識に当事者を傷つけているケースが多いです。同僚とは毎日会うし、時には上下関係もあるので、(被害者は)声を上げられません」

◆ 企業がSOGIハラを防ぐには

LGBTの研究をしている高岡法科大学の谷口洋幸教授は、こう指摘する。

「SOGIハラについて、法律や指針で明記されていないことは、大きな問題です」

国家公務員の就業規則では2017年1月、SOGIについて「偏見に基づく言動」を懲戒処分の対象にすると明記された。

だが、企業についてはまだ、国の指針がない。

◆ SOGIハラの事例を集め、法整備を目指す

支援団体はこの日、SOGIハラの体験談を募集するサイトをオープンした。

集まった体験談をもとにレポートを作成し、国に提出するなどして法整備につなげたい考えだ。

LGBTの人たちは職場にもいるし、就活生にもいる。そして、被害をなくすため、SOGIハラで苦しんでいる人がいることをまずは知ってほしい。当事者たちは、そう願っている。

気が付いていないところで「SOGIハラ」は起こっています。
それはたぶん本人は気が付いていません。

もしかしたらどう対応してよいかわからないだけではないでしょうか。

大事なのはYahoo!Japanで行っているような「カミングアウトをされた時の対応」。

それを研修を行うなどしてやるべきではないでしょうか。

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