10月10日20時36分配信
引用元:NHKニュース
同性愛者や性同一性障害の人など「LGBT」と呼ばれる性的マイノリティーの人たちが、周囲に自分のことを打ち明ける「カミングアウト」を後押ししようというイベントが、10日に東京で開かれました。
網谷さんは「一人に言っただけで恐怖心が減って、死ぬかカミングアウトするかという究極の選択はなくなりました。カミングアウトには『あなたが大切だから聞いてほしい』という気持ちが込められているので、そのメッセージを受け止める人たちが多くいると安心して生きていける人が増えると思います」と話しています。
10月10日(月)に行なわれた、カミングアウトを後押しするイベント。
LGBTを含むセクシュアルマイノリティ当事者にとってカミングアウトは、自分の秘密にしていたことや苦痛を相手に明らかにするような、大きな意味を含むこともある。
当事者の中には「カミングアウトをしない=相手に嘘をつく」という認識を持つ者もおり、カミングアウトをしないこと自体がつらさにつながる人も中には存在する。
今回のカミングアウトを後押しするイベントを開いたNPO代表の網谷さんは、記事の中で「本当の自分を伝えることで新たな関係を築ければ、自分らしく生きていける」と言っている。
えば会社の同僚や上司、友人や家族など、「伝えたい相手」は人によりさまざまだと思うが、そのことにより気持ちが軽くなったり、カミングアウトをしないことで「相手に嘘をつく」罪悪感などから解放されたり、自分から相手に対し壁を築くことがなくなるなど、さまざまな変化が起こる。
網谷さんは記事の中で、「こうしたイベントを通じて、大切な人に自分のことを伝える意味を考えてほしいし、カミングアウトをされる側にも心の準備のためのきっかけになればいいと思います」と話している。