LGBT

「性的少数者配慮を」差別体験をもとに講演

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2017年9月1日 17時58分 配信
引用元:毎日新聞

性的少数者(LGBTなど)への理解を深めてもらおうと、性同一性障害の宮崎猛志さん(57)=北九州市若松区=が、昨秋から講演会を続けている。
高齢者介護施設で長年勤務しており、自身が差別を受けた体験を重ね合わせ「性的少数者や高齢者にも人権感覚を大切に接してほしい」と訴えている。

 

8月11日に同市小倉北区の介護施設が主催した講演会。
宮崎さんは金髪にスカート姿でマイクを握った。
高齢者が介護職員や親族に虐待を受ける事例に触れ、自身の性同一性障害についても説明。
高齢者の介護と人権擁護は不可分。性的少数者への対応も人権への配慮が不足している。介護の現場と共通点がある」と訴えた。
ミニコンサートでギターを演奏し場を和ませ「性的少数者も同じ人間」と語りかけた。

介護施設に勤務して25年余り。
8年前に地域の催しで女性歌手の歌を披露したのをきっかけに、施設などで女装して歌うようになった。
昨春、不意に「自分は本当は女性では」と感じ、友人に尋ねると「トランスジェンダー(性同一性障害など心と体の性別が異なる状態)」と指摘された。
病院でも性同一性障害と診断され女性として生きようと決めた。

スカートで生活するようになったが、昨年9月、行きつけの喫茶店に入ると、店主は「買い物に行くから閉店する」と入店を拒んだ。
親しい知人からも「気持ち悪い」と言われた。

打ちひしがれながら、介護の仕事で相談を受けた時のことが頭に浮かんだ。
義父母を介護する女性は「夫の親族から『お前の世話の仕方では駄目だ』と一方的に非難される」とこぼした。
自分の立場を理解してもらえないと、人間はつらい」。
介護する側、される側、そして性的少数者。
弱い立場にある人の思いを多くの人に伝える必要があると講演を決意した。

昨年11月に始めた講演は、まだ性的少数者が表立って話すことは少ない中、口コミで評判が広まった。
8月で10回に達し、10月に福岡市である医療関連団体の会合にも招かれている。
性的少数者が自分らしく生きられる世の中に」。
その願いを勇気に人前に立つ。

【奥田伸一】

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