トイレ問題

心の性別で使えるように!【公共空間トイレ】TOTOがLGBT配慮のセミナー全国展開、プランも用意

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2017年11月18日 配信
引用元:建築通信新聞

TOTOが、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)に配慮した公共空間のトイレのあり方を提案している。
渋谷区の同性パートナーシップ条約が成立した2015年を契機に、性的マイノリティへの配慮に注目が集まった。
LGBTは人口の8%とも言われるが、まだトイレ利用の実態がつかめない状態だ。
20年の東京五輪を控え、世界基準のユニバーサルデザイン化の一環として、LGBTへの配慮も広がっている。

今年8月、都内で大手企業の厚生担当者らがLGBT社員の処遇について問題共有するシンポジウムが開かれた。
性転換手術のための長期入院休暇、同性パートナーの承認などの制度は整っても、トイレの整備はこれからの企業が多い。
心の性別のトイレに入りたくても、見た目は異性の人もいる。職場階から遠い、共用トイレを使ってもらっているが、いつまでも続けられない」と頭を悩ませる。

同社は1971年に、国内に先駆けて障害者に配慮したユニバーサルデザインのトイレを世に送り出した。
91年には高齢者に配慮したトイレの「シルバー研究室」を発足、40年以上にわたり、公共トイレのバリアフリー化で先導的な役割を担ってきた。

心と体の性別が違うトランスジェンダーにとって、公共のトイレは性別を問われる行きづらい場所になっている」と冨岡千花子販売統括本部プレゼンテーション推進部東京プレゼンテーショングループ企画主査は語る。
同社の調査によると、心理的抵抗感からトイレに入れず、膀胱炎や排泄障害にかかる当事者も多いという。
調査結果を踏まえ、同社は交通・商業・オフィス学校などでの配慮について、全国でセミナーを開いている。

TOTOは、幾つかのプランを用意した。
男女のトイレの手前に、車いす使用者優先トイレとは別の誰もが使える男女共用トイレを設置したプランや広さを必要としないケースに配慮した着替えスペースつきトイレを設置するプランなどがあり、思わぬカミングアウトにならないよう、多目的性を持たせた男女共用広めトイレの設置も推奨する。

また、オフィスの場合には自動販売機や給湯室など、誰もが通りかかる場所に男女共用型の「誰でもトイレ」の設置が有効だという。
既に工事を施した企業もあり、徐々に広がりを見せている。

東京都オリンピック・パラリンピック準備局では、障害の種類によって何タイプかのトイレを用意する「機能分散」型のトイレ整備を推奨している。
この中に、性的マイノリティを受け入れる余地も作っていくことができれば」と冨岡主査は話す。

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