同性婚

愛に理解、日本では?スペインで結婚へ

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2018年1月31日 14時00分 配信
引用元:毎日新聞

福岡県内在住のスペイン人と日本人の女性国際カップルが、今秋スペインで結婚する。
家族として一緒に日本で暮らしたかったが、日本は同性婚を認めていない。
2人は「大好きな日本が同性カップルに理解ある国になってほしい」と願い、顔と実名を出し取材に応じた。

ペレス・サラさん(33)=福岡市中央区=と、末永千穂さん(33)=同県筑紫野市。
漫画やアニメなど日本の文化に関心があったペレスさんは2005年に来日し、福岡市の日本語学校に通った。
当初は1年のつもりだったが、結局、大学まで出て、卒業後は同市の外食企業に就職。
日本に住み続ける決心をし、16年には永住権も取得した。

2人は09年ごろ、福岡市内のレズビアンバーで出会い、交際が始まった。
ペレスさんは、同性が好きであることを知人に話すと話題を変えられたり、テレビで同性愛者が笑いの種にされたりしているのを見て、日本では同性カップルが理解されていないと感じた。

一方の末永さんはペレスさんの実家に招待されるたび、スペインでの同性カップルへの温かさを感じた。
サラの家族は心から私を歓迎してくれた。街で手をつないでも日本と違って周りの視線が気にならなかった」と語る。

プロポーズは昨年12月、ペレスさんから。
今春、結婚に必要な書類をスペインの役所に提出する。
スペインでは審査などに数カ月かかるため、秋ごろ正式に婚姻関係となる見込みだ。
10月には現地で結婚式を開き、スペインで一緒に暮らすことにしている。
ただ日本に戻れば法的には「赤の他人」だ。

2人は取材に応じることで、結婚したくてもできない同性カップルがいるのだということを知ってほしいと期待する。
スペインでの生活が楽しみ。日本も同性カップルに温かく、同性婚を認める社会になってほしい」と口をそろえた。

同性婚合法、日本で遅れ

同性婚は2001年に世界で初めてオランダで認められ、ヨーロッパで広がった。
アメリカでも州単位で徐々に増え、15年に連邦最高裁が同性婚を認めていない4州の州法を違憲と判断し、全米で合法となった。

同性愛者の権利向上を目指す国際NGO「ILGA(イルガ)」によると、同性婚が認められている国と地域は17年5月現在で24に増えた。
一方で、アフリカの国々では今も同性愛自体が法律で禁じられ、死刑などの処罰を定める国もある。

日本では東京都渋谷区や那覇市など6自治体が同性パートナーを「結婚に相当する関係」と認める制度を導入しているが、法的に相続などができる配偶者と認められるわけではない。
憲法24条に「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立する」とあることを根拠に、同性カップルの婚姻届が不受理とされたことがあるが「同性婚を禁じているわけではない」とする専門家もいる。

【遠山和宏】

同性婚を巡る海外の主な動き

2001年 世界で初めてオランダで同性婚法施行

2005年 スペインで同性婚法施行

2013年 フランスで同性婚法施行

2015年 アメリカの連邦最高裁が同性婚を認めていない4州の州法を違憲と判決、全米で同性婚容認へ

2017年 台湾の憲法裁判所に当たる司法院大法官会議が同性婚を認めていない現行民法を「違憲」と判断

〃  ドイツで同性婚が可能に

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