トランスジェンダー

「男」と「女」の枠だけには収まらない、トランスジェンダー映画特集

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2018年4月7日 23時50分 配信
引用元:BAZAAR

ひな祭りと端午の節句の中間に位置する4月4日は、1999年に「TSとTGを支える人々の会」が制定した、「トランスジェンダーの日」。
そんな今日は、ここで紹介するトランスジェンダーの人物が登場する映画を観ながら、「」と「」の枠だけには収まらない性の多様性や、それを取り巻く社会について、考える時間を持ってみてはいかが?

①『プリシラ』(1994)

大都会シドニーのクラブでドラァグクイーンとして踊っていた、世間知らずな若いゲイのフェリシア(ガイ・ピアース)、トランスジェンダーのバーナデット(テレンス・スタンプ)、バイセクシャルのミッチ(ヒューゴ・ウィービング)ら3人。
オーストラリアのど真ん中にある砂漠のリゾート地でショーをすべく、おんぼろバスのプリシラ号に乗って旅に出るが、道中にはさまざまな出会いや困難が待ち受けていた……。
アカデミー衣装デザイン賞を受賞したコスチュームも見もの。

②『ボーイズ・ドント・クライ』(1999)

1993年に実際に起きた事件を基にしたヒューマンドラマ。20歳のブランドン(ヒラリー・スワンク)は、刑務所帰りのジョン(ピーター・サースガード)とトム(ブレンダン・セクストン3世)に出会い、仲間として受け入れられる。
そしてジョンの愛人の娘であるラナ(クロエ・セヴィニー)と出会い恋に落ちるが、ある事件がきっかけで、ブランドンが身体的には女性であるということが発覚し、悲劇が起こる。
今作でヒラリー・スワンクは数ある映画賞を総なめにし、アカデミー主演女優賞も獲得。

③『オール・アバウト・マイ・マザー』(1999)

名監督ペドロ・アルモドバルが贈る、さまざまな女たちの姿を描いた女性賛歌。
17年前に別れた夫(トニ・カント)についての秘密を、息子エステバン(エロイ・アソリン)に話そうと決心した母マヌエラ(セシリア・ロス)。
だが、息子は目の前で交通事故に遭い、この世を去ってしまう。
彼女は別れた夫を探すべく、失意の中バルセロナへと旅立つが……。
数々の映画賞を獲得している、人生の悲喜こもごもが詰まった傑作。

④『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』(2001)

現在でもミュージカル版が各国で上演されているカルト作。
東西冷戦時代、東ドイツで生まれた少年ハンセル(ジョン・キャメロン・ミッチェル)の夢は、自由の国アメリカでロックスターになること。
ある日米兵からプロポーズされた彼は、性転換手術をするが、手術のミスで股間に“怒りの1インチ”が残ってしまう。
ヘドウィグと名を変え渡米するも、結局米兵に捨てられてしまった彼女だったが、夢を追いロックバンドを結成する。

⑤『トランスアメリカ』(2005)

体は男性ながら、心は女性として生まれたブリー(フェリシティ・ハフマン)。
肉体的にも女性になるための最後の手術を控えた彼女の前に、トビー(ケヴィン・セガーズ)という少年が現れる。
トビーはなんとブリーが男性だった頃にできた息子であることが判明し、戸惑うブリー。
そして、ひょんなことから2人はNYからLAへと大陸横断の旅に出ることになってしまう。
実の父であることを隠したままのブリーと、まだ見ぬ実の父に会いたいトビー、彼らの旅は一体どうなるのか。
『デスパレートな妻たち』などで知られる名女優フェリシティ・ハフマンの熱演は必見。

⑥『わたしはロランス』(2012)

若き鬼才グザヴィエ・ドラン監督による、美しく切ないラブストーリー。カナダ・モントリオールの田舎町に住む教師ロランス(メルヴィル・プポー)は、30歳の誕生日に、恋人フレッド(スザンヌ・クレマン)に「女になりたい。体を間違えて生まれてきてしまった」と打ち明ける。
ロランスを激しく非難するフレッドだったが、やがて彼女はロランスの最大の理解者として共に生きていこうと心に決める。だが、その道のりは決して平坦ではなかった。
ドランらしい映像美に酔いしれて。

⑦『ダラス・バイヤーズクラブ』(2013)

アメリカのHIV患者が特効薬を手に入れられるよう力を注いだ、実在のカウボーイの半生を映画化。
1985年、電気工のロン(マシュー・マコノヒー)は、自身が毛嫌いする同性愛者の病気とみなされていたHIV陽性と診断され、余命30日との宣告に絶望する。
米国には認可治療薬が少ないと知った彼は、メキシコから代替薬の密輸を試み、偶然出会ったトランスジェンダーでエイズ患者のレイヨン(ジャレッド・レト)とともに、アメリカで未認可の薬を無料で配布する「ダラス・バイヤーズクラブ」を結成する。
名優たちの壮絶なまでの役作りと演技に、心揺さぶられる。

⑧『リリーのすべて』(2015)

世界で初めて性別適合手術を受けた、実在の画家リリー・エルベとその妻ゲルダを追う伝記ドラマ。
1928年のデンマーク、画家のアイナー(エディ・レッドメイン)は、同じく画家の妻ゲルダ(アリシア・ヴィキャンデル)とともに幸せに暮らしていたが、ある日ゲルダに頼まれて女性モデルの代役を務めたことで、自分の中に潜んでいた女性の存在に気付く。
以降彼は「リリー」という女性として暮らしていくことが多くなり、心と体の不一致に悩まされる。
病院に行くも精神疾患としか診断されないが、やがて「それは病気ではない」と言う医師が現れ……。

⑨『タンジェリン』(2015)

LAのダウンタウンで暮らすマイノリティたちを、優しくもコミカルに描いたドラマ。
ボーイフレンドが浮気をしたと知り激怒する売春婦のシンディ(キタナ・キキ・ロドリゲス)は、同じく売春婦の友人アレクサンドラ(マイヤ・テイラー)を巻き込み、浮気相手を探そうと奔走する。
全編iPhoneで撮影という驚きの今作を手がけたのは、気鋭監督ショーン・ベイカー。
次回作『フロリダ・プロジェクト』も、5月12日(土)の公開が待たれる。

⑩『アバウト・レイ 16歳の決断』(2015)

現在も日本各地で公開中のヒューマンドラマ。
16歳の誕生日を迎え、身も心も男の子として生きるためにホルモン治療を受けたいとカミングアウトしたレイ(エル・ファニング)。
シングルマザーの母マギー(ナオミ・ワッツ)は動揺を隠せないが、同居しているレズビアンの祖母ドリー(スーザン・サランドン)は密かにレイを応援。
髪を短く切り、体を鍛え、いきいきとしていくレイを目の当たりにしたマギーは、ホルモン治療の同意を得るため別れた夫(テイト・ドノヴァン)を訪ねるが……?
映画界を代表する3世代の女優たちが共演。

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