アウティング

同性愛暴露され転落死 一橋大アウティング訴訟 遺族支援者ら明大で集会

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2018年7月21日 配信
引用元:東京新聞

一橋大(国立市)で2015年、男子大学院生=当時(25)=が同性愛者であることを同級生に暴露された2ヵ月後に校舎から転落死し、学生の両親が大学を相手に訴訟を起こしていることに関し、支援者らによる報告集会が、千代田区の明治大駿河台キャンパスで開かれた。
亡くなった学生の妹は「兄は戻ってきません。家族も含めてきちんと向き合わなければならない」などとメッセージを寄せた。

訴状によると、学生は15年6月、同級生約10人が参加するLINEのグループに、同性愛者であることを同級生の一人に書き込まれ、精神状態が不安定になった。
学生は同8月、授業中にパニック発作を起こして転落死した。

学生の両親は16年、同級生と大学を相手に提訴。
同級生とは和解が成立したが、適切な対応を取らなかったとして大学を訴えた訴訟は継続中で、大学側は「対応に落ち度はなかった」と主張している。
今月25日に、大学側の証人尋問が予定されている。

原告代理人の南和行弁護士は「暴露されてから亡くなるまでの2ヵ月間に学生は心身の不調に見舞われ、学内の相談室や担当教授らに相談していた。助けられるきっかけはいくつもあった」と強調した。

今月16日に行われた集会は「一橋大学アウティング事件 裁判経過報告と共に考える集い-大学への問いかけ」と題して、明治大現代中国研究所が主催。
アウティングとは、性的指向(好きになる相手の性)などを本人の同意なく第三者に暴露することで、大学のある国立市では今年4月、アウティング禁止を明記した条例も施行された。
筑波大など他大学でもガイドライン整備が進んでいる。

自らもゲイ(男性同性愛者)で、集会を企画した明治大の鈴木賢教授は「大学の立ち位置が問われている裁判」と指摘。
真っ先に大学がやるべきことは、アウティングを受けたクラスメートと被害者の関係をもう一度作り直すことではなかったか」と話した。
集会では、遺族からのビデオメッセージも紹介され、妹は「大学には、国立市や他大学がなぜ動いたのかを考えてもらいたい」と語った。

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