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「LGBTは生産性がない」杉田水脈議員の寄稿問題 各党の見解まとめ

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2018年8月7日 6時01分 配信
引用元:BUZZFEED

自民党の杉田水脈衆議院議員が月刊誌「新潮45」2018年8月号(新潮社)への寄稿で、「(LGBTは)子供を作らない、つまり『生産性』がない」などと主張し、批判が上がっている問題。

BuzzFeed Newsは主要政党に杉田水脈議員の寄稿に対する見解を取材した。
それぞれの要旨を紹介する(政党は議席数順)。

自由民主党

BuzzFeed Newsの取材に7月24日時点で、「杉田水脈議員の寄稿文につきましては、議員個人としてのものと理解しております」と問題視しない考えを示していた。

自民党は8月2日、ホームページ上に見解を掲載した。

個人的な意見とは言え、問題への理解不足と関係者への配慮を欠いた表現があることも事実であり、本人には今後、十分に注意するよう指導したところです。
今後ともこの課題について、各国の法制度等を調査研究しつつ、真摯かつ慎重に議論を進め、議員立法の制定を目指していく。

立憲民主党

子どもを産むか否かで差別することは、憲法が尊重する基本的人権、自己決定権を否定する思想であり看過できない。発言の撤回と謝罪を求める。

自民党の二階幹事長は7月24日の記者会見で「人それぞれ政治的立場、いろんな人生観、考えがある」と述べた。
差別そのものを公党の幹事長が容認したととれ、許されない。
あわせて撤回と謝罪を求める。

LGBTの方々が直面する困難を解決することが政治の役割だ。
私たちは次の国会でLGBT差別解消法を立法化できるよう尽力する。

国民民主党

LGBTの方々のおかれている状況への理解が乏しく、子どもを産まないことは「生産性」がないと断じており、非常識で言語道断の主張だ。

多様な価値観や生き方、人権が尊重される自由な社会、誰もが排除されることなく、互いに認め合える共生社会をめざす立場から、このような主張は容認できない。

多くのLGBTの方が差別や嫌がらせを受け、生きづらさを感じながら暮らしている。
性的志向や性自認を理由とした差別を解消する法律の制定に取り組む。

公明党

性の多様性が尊重され、差別のない社会を目指すため、党内のプロジェクトチームで議論を重ねてきた。
政府としても性的マイノリティに対する配慮や自殺防止対策について閣議決定している。
杉田議員の発言はこうした取り組みに反するものだ。

性的指向・性自認の多様なあり方について社会の理解が進んでいるとはいえず、理解の促進をはかる法整備を進める漸進的な方策が望ましい。

関係省庁や自治体が連携し、当事者の声を踏まえ、環境整備や啓発、相談体制の整備に努めることが重要だ。

日本共産党

杉田氏の主張はLGBTの人たちの人権を否定するという点でも、個人の尊厳を踏みにじるという点でも、さらに、自ら公認された政党の公約さえも真っ向から踏みにじるという点でも、許されるものではない。
議員を続ける資格はない。

私たちはLGBTをめぐる問題を解消・軽減するために、国としてただちに「LGBT差別解消法案」のような法律を制定することを求めている。
また、自治体に広まりつつある「パートナーシップ制度」を、さらに全国で広く推し進めることなどが必要だ。

日本維新の会

多様な価値観を認め合う社会の実現を目指す維新の会の理念と相反する。
マイノリティの皆さんへの差別を助長するのではなく、解消するために働くのが国会議員ではないのか。

LGBTのために税金を使うなという発言は、税の使途公平性を追求する維新の会として許せない。

我が党はLGBT支援の為の立法活動などに協力している。
党所属の吉村大阪市長はすでに、LGBTカップルを公的に認める「パートナーシップ宣誓証明制度」を始め、証明書となる「受領書」を交付している。

自由党

当寄稿文に係わらず、自由党は人権を無視したすべての差別的主張を容認しない(取材への回答の原文ママ)。

社会民主党

LGBTへの差別を助長するような主張を与党議員が公然と展開したことに驚きを禁じ得ない。
当事者に謝罪するとともに、議員を辞職すべきだ。

性的マイノリティ当事者への支援はきわめて不十分だ。
私たちは、啓発や当事者へのサポートを進め、「LGBT差別禁止法」の制定を目指している。

また、性別にかかわらず多様な形態の家族に対して民法上の権利を保障する、フランスのPACS(連帯市民協約)にならった新制度の創設を目指すとともに、同性婚についても実現を目指している。

希望の党

私たちは結党大会で、基本政策を発表し、性別、性的指向、年齢、人種、障害の有無などに関わらず、すべての人が輝ける社会を目指している。

生産性」という言葉を聞いた時、以前に柳沢元金融相が言った『女性は子どもを産む機械である』との発言を思い出した。
子供を産まない女性なんて女性の価値がないということだ。

突き詰め詰めると、優生思想にも繋がってしまう。
みんなが平等で基本的な人権を享受できる社会こそが社会の生産性をあげる。
我が党としては杉田議員の発言は大いに疑問である。
(8月2日の松沢氏の定例記者会見より抜粋)

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