学校教育

LGBTについては小学校で教えるべき、英小児科学会が提言

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2018年11月24日 10時01分 配信
引用元:Yahoo!ニュース

レズビアンやゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー(性的少数者、LGBT)が何を意味するかを小学生に教えるべきだと、英国の一流の医師らが提言している。

英国王立小児科小児保健学会(RCPCH)は、2020年から必修科目となる「性と人間関係」の授業に関する指導要綱で、さらに踏み込んだ内容にするよう関係省庁に要請している。

政府の勧告案では、LGBTに関する取り組み方は各学校が自由に決定できるが、指導は「慎重かつ年齢に応じて適切に」行うものと述べている。

だがベテランの医師らは、政府はもっと率直な態度で臨むべきだとし、さまざまな性的指向について小学生に明確な情報を伝えるべきだと指摘している。

RCPCHはこうした議論を踏まえ、

小学校で健康的な人間関係を教える中に、LGBTの人々や関係を含めるとする明確な記述が必要だ。
家族との関係の中で説明することもできるが、レズビアンやゲイ、バイセクシャルといった言葉の意味を子どもたちが学ぶことにも役立つ。
と述べている。

小児科医らはまた、子どもたちには体の部位の適切な名称や、思春期における感情の変化についても教えるべきだと主張している。

RCPCHの健康増進部門長であるマックス・デイビー(Max Davie)医師は

私たちは、子どもたちを知的な存在とみなして語りかける必要がある。
彼らは好奇心旺盛だ。
私の子どもたちはゲイやレズビアンの人々について知っているし、子どもたちに両性愛について話すことは、それほど困難ではない。
と述べ、さらにLGBTに関して率直に話し合うことで「影であざ笑う」ようなことを防ぐことにもなるだろうと語った。

さらに同氏は

重要なのは物事を適切な名称で呼び、それらに関する正しい知識に導くことだ。
そこには不可解なことも恥ずかしいこともないし、LGBTの方が他の何かよりも素晴らしいと宣伝することでもない。
ただ事実を示すだけだ。
とも語った。

人間関係や性、健康についての教育に関する英政府の指導要綱をめぐるパブリックコンサルテーション(外部からの意見・情報提供)は11月上旬に締め切られた。
2020年から英国の小学校では人間関係の教育が、中学校では性教育が義務化されることが法律で決まっている。

デイビー医師は「私たちには、LGBT差別に反対する多大な責任があり、尽力する必要がある」と述べた。

同氏によれば、こうしたことを話し合うのに最も適した年齢は、小学校高学年に当たる9~11歳だという。

(記者:Laura Donnelly)
【翻訳編集】AFPBB News

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