アライ

もやもやしない??

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しましま
『なんか、もやもやする。』

小町
「あら、母様。もやもや病ですか?」

しましま
『小町…もやもや病は自覚症状がもやもやする訳じゃないよ。脳血管がもやもやしてるんだよ?』

小町
「で、母様。もやもや病ですか?」

しましま
『多分違うよ。もやもや病の症状は、運動障害・感覚障害・頭痛・けいれん発作・意識障害とか、かな?』

小町
「母様は障害レベルで運動出来ませんよね?感覚も“変”って言われてますよね?頭痛持ちですし・・・痙攣はないけれど、意識は“基本的にボーっとしてる”し。」

しましま
『母のそれは生まれつきです。脳血管がどうこうという問題ではありません。』

小町
「脳ドックは?」

しましま
『受けたことない。高いから。』

小町
「ほら。」

しましま
『“ほら”じゃない!!』

小町
「それはさておき。何がもやもやなさってますの?」

しましま
『心が。』

小町
「心無い母様が?」

しましま
『怒るよ?もやもやしちゃうんだよ。』

小町
「心が、ですの?どうしてですの?」

しましま
『アライって言われた。』

小町
「洗い・・・鯉の?」

しましま
『生ものの話ではなく、セクシャリティの話です。』

小町
「ああ、所謂ストレート・アライの事ですわね。」

しましま
『そうそう。』

ちなみにキャ〇テン翼

小町
「母様は腐女子でしたわよね?」

しましま
『はい。昨年30周年を迎えた筋金入りの腐女子ですよ。』

小町
「同性愛に抵抗、全くない人でしたわよね?」

しましま
『ないですね。』

小町
「そして父様は・・・私には男性に見えますわね。」

しましま
『旦那は性自認も性他認も性表現も男性ですね。』

小町
「だったら父様をパートナーとする母様は、アライで間違いなくありません?何かおかしいかしら??」

しましま
『母、自分がストレートだと思ったことない。ヘテロセクシャルと名乗る自信、ない。基本、好きになった人を好きでいたい。』

小町
「殿方はお嫌いですか?」

しましま
『いや、2次元でも3次元でも比率的には男性が好きだと思う。』

小町
「ほぅ。」

しましま
『しかし、性別を理由に相手を好きになった事はないんだよね。』

小町
「普通そうでは?」

しましま
『知り合った相手が同性だと思った時点で、意識して恋愛対象外に区分したこともない。』

小町
「まあ、それも普通では?」

しましま
『じゃあ、世間的な“普通”って、ストレートもしくはヘテロセクシャルではなく、フレキシブルって事にならない?』

小町
「いや、多分フレキシブれない人の方が多いと・・・。」

しましま
『“性別が好みじゃない!”って言って相手を振るのかしら?』

小町
「どうでしょう。」

しましま
『小町はどうなの?』

小町
「私、特に恋愛に興味ありませんので、殿方だろうと姫だろうとお断りですわ。」

しましま
『じゃあ、小町はアセクシャルなのかしら?』

小町
「いえ、それだとなんだか違和感が・・・。恋愛するしないは個人の自由でしょう?私は恋愛という物に、単に全く興味がないだけですわ。」

しましま
『もやもやするでしょ。』

小町
「・・・もやもやしますわね。」

アライって誰主観の分類?

しましま
『アライの定義って、“LGBTの当事者ではないがLGBTに理解がある”人なのよね。だからアライって言われると、“お前は当事者じゃない”って距離を置かれている気分になる。なんか、嫌。』

小町
「ああ、そういう事ですのね。」

しましま
『自分から名乗る人は自認するセクシャリティが“アライ”だから構わないのかもしれないけれど、母は嫌。』

小町
「何にせよ他人から決めつけられるのは不愉快なものですわ。」

しましま
『そうなの!!』

小町
「その場合、フレキシブルと呼べば満足という事かしら?」

しましま
『なんにせよ、他人から分類されるの、嫌い。もちろん、アライよりはピンとくるというか、腹落ちはするけれど。』

小町
「我儘かよっっ!」

LGBTという表現自体が当事者と非当事者を生んでない?

しましま
『ん~、セクシャリティに関わらず差別問題ってさ~、全員が当事者って意識がないと、解決しにくい様に思うのね。』

小町
「言いたい事は解りますわ。ではどうしたら?」

しましま
『SOGIの方が、“セクシャリティの問題に関しては全ての人が当事者です“ってはっきり言及してるし、表現として相応しい様に思うですよ。』

小町
「つまり母様はフレキシブルでもなくSOGIと名乗る事を選ぶと!」

しましま
『ところが、SOGIっていうと、LGBTより遥かに浸透度が低いのよね。』

小町
「いちいち説明が要りますわね。」

しましま
『さして興味をもっていない分野に対する自己紹介が長い人、になってしまう。』

小町
「わー、こいつ面倒くさい。みたいな感じになりますわね。」

しましま
『なのでやっぱりLGBTに当て嵌まらない人は“アライ”を採用した方が良いのかもしれません。』

小町
「アライもまだまだ説明が入用でしてよ?」

しましま
『流行だろうがファッションだろうが、性的指向の話題はどんどん出していった方が良いよね。認知度が上がるまでは。』

小町
「それまでは“アライ”で我慢なさってね。」

しましま
『う~、もやもやする(笑)』

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