Xジェンダー

Xジェンダーとして・・・【早期教育】

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性的少数者についてを小中学生に教えるのは早いのではないか」という意見を見かけた。

僕は全然そんなことはないと思う。
高校生以前で自分のセクシュアルを自覚する人も多いからだ。
僕は実際そうだった。
本当に小さな疑問も含めてしまえば5歳の時には性別違和を感じていたことになる。
それを含めないとしても修学旅行で女子と同じ風呂に入ることに違和感を覚えたのは小学校高学年。
明確で強い違和感と嫌悪感は中学に上がって直ぐといったところだろうか。
僕は現在Xジェンダーを自認しているが、その前はFTMゲイだと思っていた。
知識がなかったのだ。
しかしそれでも腑に落ちない部分があり、調べていくうちにXジェンダーに辿り着いた。
正直に言えば、その調べている時期は不安だらけだった。
自分だけがこうなのでは、おかしいのでは、などと考えていた。
自分の納得できるセクシュアルを見つけたからといって、望む性での生活ができるようになったわけでもメンズ服の着用等々が許されたわけでもないが、納得できるものが見つかった、ということは安心に繋がった。

どういう理由で早いと思うのかは様々な理由があるとは思うが、先述したような経験から、知識として身につけておくには早くても構わないのではないかと思う。
むしろ早くから知っていた方が不安に駆られることは少なくなるのではないだろうか。

子供が自分もそうだと思い込むかも』と思う人がいるかもしれない。
だが、もし思い込みであるならばそれはセクマイは異端、という考えの裏返しであるかもしれない。
人と違うからカッコイイ(または可哀想)」といった考えが根底に出来てしまう結果かもしれない。
だが、知識が広がって「別に普通」といった感じになれば、セクマイだからといって特別視されることもない。
その場合ならば思い込みは起きないのではないか。
それに、本人のセクシュアルは本人にしか分からない。
他人が決めることでもない。
裏返せば、少々酷かもしれないが、思い込みでも自己責任ということになる。
他人にはあまり関係性の深いことではないので、案ずることはないのではないか。

もしいればだが、『そんな教育をすればセクマイが増える』という考え。
これは全くもっての詭弁である。
消防があるから家事が起きる」「性教育をするから情事に及ぶ」これとなんら変わらない。
なにもセクマイについて教える必要があるとは思わない。
多様なセクシュアルについて教えるべきだと思う。
だから当然シスヘテであることも普通だ。
シスヘテでもゲイでもレズビアンでもトランスジェンダーでもアセクシュアルでもなんでも、人それぞれだよ、ということを教えるだけで十分だ
差別する対象と見ていない幼い子には差別してはいけないと教える必要も無い。
セクマイの知識だけが入っていく訳では無い。
ならばそれによって自認に至る子供こそ、増えるということはないと考える。
僕はセクマイについて誰かに教えられた訳ではなく、むしろ否定的な意見を聞いて育ったが、Xジェンダーである。
弟はセクマイに対して嫌悪を抱いている。
育った環境や知識なんてセクシュアルには関係ないのだろう。

かく言う僕も、学校で詳しい授業があって知識が広まれば、セクバレするのではと怖い。
しかしいつかはやらなくては変わらない。
だとしたら無知なうちから、こんなものもあるんだ、人それぞれである、と教えた方が良いのではないかと僕は考える。
知ることに早いも遅いもない
知識をつけることは、他人を理解するための第1歩とも言えるのではないかと思う。
身につけた知識をどう使うかは本人次第ではあるが。

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