【第3回】棘のトンネルを抜けた途端に見下ろした絶壁に咲いていた白百合

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えー、今回は、とある戸籍上男性の、日常の一コマに起こった、
「世間一般的普通がある程度そろっている条件なら、私もそれなりにいい顔で返事を返せたであろう(本人談)」
ということが、
「なにも今このタイミングで、それはないよ~(涙)」という、ありそうな、なさそうな、でも起きちゃった事件より。

都内某所で、時間に空きができ、何気なく過去に数度行ったことのある、お酒も飲める、飲まなくてもいい、
「男の娘カフェ」
に足を運んだ彼は、本当に気が向いて行ったので特にお目当てがある訳でもなく、でも「可愛い娘いたらいいな~(←ここですでに下心満載)」と。

本人曰く、
「目の保養です(`・ω・´)」

「・・・」
まあ、本人がそういうのでそういうことにしておきますが、
彼が行く日は決まってないわけですが毎回大盛況なので、「やっぱり可愛い娘みたいよね、うん」と思って話をすすめようとすると、お店の娘が毎回「いつもはこんなに(特にこの時間はなども含む)満席なんかないんですよね…」と言い、それを「またまたそんなこと言って~w、ねえ?w」なんて言いながらカウンターで偶然隣になったお客さんと話すきっかけにしたり、比較的お客さんの層が気さくな方が多いので、そんな流れでも会話ができるのだとか。

で、つい先日に行った際、
「それ」は起こったそうな…

片側は「今日初めて」という方、その反対の方は「不定期ながらも常連さん」と珍しい挟まれ方をしつつも、双方と(調子いいから適当な会話で乗り切る悪い奴です)それなりに会話しつつも、これまた偶然にも「今日がラストの娘」と「今日が初(体験入店)の娘」同時。

またこれに加え、
「3回連続で同じ娘」という「人生でこういう特にくじ運を使うから、いつも貧乏なんだ」を絵にかいたような奴は、こういう現場では本当に恵まれる。
個人的にはそんな生き方でいいとは思っていますが…

で、前振りのような話になってますが、
彼が同席した「常連さん」から、「彼の人生で一度たりとも言われたことも聞いた覚えもない台詞」を聞いた際、彼の中では

「ボクシング対テコンドー」

と意味不明なたとえで話を振ってきたほど、言われたことも聞いた覚えもないそのセリフとは、

「あ、イケメンじゃないですか!」by 常連の女性の方

と。
ここだけ切り取ったら「このこの~w」と小突かれ「やめろよ~w」という「お前は高校生か!」というようなつっこみをされそうな彼。こういう場面ではとりあえず「ありがとうございます!」とか「はじめて言われましたよ~美人さんからなんてさらに!」と調子に拍車でもかけるもんなんでしょうが、
彼が「微妙な顔で返事しちゃった…一応ありがとうございますと言ったけどさ…」と。
その理由が、


「Xジェンダーって呼ばれているやつでも、更にこいつじゃないとこんな面倒な反応しない!」
と私も突っ込みを入れたくなる今回の理由の数々は

  1. 店には「可愛い(男の)娘」を見に来た
  2. 本人は「好きになった人がタイプ」というおおざっぱさ+そこに性別が絡まない
  3. 「イケメン」なんていわれたことがないに加え、「奇麗になりたい」側によっているとはいえ、誉め言葉ではあるので普段ならそれなりにうれしい(らしい)
  4. お店の娘にそれを言われたのなら二の句も無く「喜んだ」だろう(妄想含む)
  5. でも「男の娘カフェの常連の女性の方」からという「複雑なポジション」からだったため、その言葉の本質が把握できなかった
  6. 本心が「カウンターの内側にあと○十年若かったら立ちたい」であること
  7. でも場所が場所のため、素直になれなかった自分がさらに嫌になった




という。
「すげ~面倒くさいな、コイツ」
という、話を聞かされてもこちらも返答が出しようもない。こういうとき、世間からは更に理解されにくい部分ですが、「互いにXジェンダー故」相手とは微妙に各所違うため、「う~ん、なんかわかるような、わからないような…」な時間が続いた会話でした。

そんな彼は、仕事上の付き合いなどで、ちょっと高そうで隣に女性が座ってくれるお店などに行く場合でも、本人自慢の「スルースキル(私から見ると、スルーというよりは正面から全部がっぷり四つにしか見えない)」で社員からお店の方までどうしてもお酒の席になると出てしまいがちな「男女間のお話」も「適当」に終電もなくなるころまで席についているのに、このやられっぷりは、結構ズシンと来ているようだ。

と、今回はここまで!
チャオチャオ!


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